ヘレン・ミレン （マリア・アルトマン）

１９４５年７月２６日イギリス・ロンドン生まれ。
英ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーや演出家ピーター・ブルックの劇団で活躍後、『としごろ』（６９）で映画デビュー。様々なジャンルの映画に出演し、高い評価を得ている世界的名女優の一人。『キャル』（８４）とシャーロット王妃を演じた『英国万歳！』（９４）でカンヌ国際映画祭主演女優賞を受賞。その後も『モスキート・コースト』（８６）、『コックと泥棒、その妻と愛人』（８９）などの話題作に出演。『ゴスフォード・パーク』（０１）、『終着駅　トルストイ最後の旅』（０９）でアカデミー賞®にノミネート。2006年『クィーン』ではアカデミー賞®主演女優賞受賞。さらに英国アカデミー賞®の他LA批評家協会からロンドン批評家協会までほぼ全ての批評家協会賞から女優賞を贈られた。９１年からはテレビドラマシリーズ「第一容疑者」に主演し、エミー賞と英国アカデミー賞を受賞。HBOのミニシリーズ「エリザベス１世　〜愛と陰謀の王宮〜」ではゴールデン・グローブ賞、エミー賞を受賞した。最近では『ヒッチコック』（１２）、『REDリターンズ』（１３）、『マダム・マロリーと魔法のスパイス』（１４）などに出演。『モンスターズ・ユニバーシティ』（１３）ではハードスクラブル学長の声を担当した。2003年に大英帝国勲章を受勲し、デイムの称号を授与される。

ライアン・レイノルズ （ランドル・シェーンベルク）

１９７６年１０月２３日カナダ・バンクーバー生まれ。
『悪魔の棲む家』（０５）などに出演した後、2009年の大ヒット作『あなたは私の婿になる』でサンドラ・ブロックの相手役を務め、注目を集める。その後も『［リミット］』（１０）、『グリーン・ランタン』（１１）、『デンジャラス・ラン』（１２）、『ハッピーボイス・キラー』（１４）など話題作に出演。２０１６年には、『ウルヴァリン：X-MEN ZERO』（０９）で彼が演じたデッドプールを再び演じる続編『Deadpool』（原題）が公開予定。また自身の父親がパーキンソン病を患っていることから、マイケル・J・フォックス財団パーキンソン病研究機関の理事も務めている。

ダニエル・ブリュール （フベルトゥス・チェルニン）

１９７８年６月１６日スペイン・バルセロナ生まれ。
『グッバイ、レーニン！』（０３）で同年ヨーロッパ映画賞とドイツ映画賞主演男優賞を受賞。『イングロリアス・バスターズ』（０９）ではドイツの戦争の英雄フレデリック・ツォラーを演じた。その他の代表作には『ベルリン、僕らの革命』（０４）、『戦場のアリア』（０５）、『ボーン・アルティメイタム』（０７）、『天使が消えた街』（１４）などがある。『ラッシュ／プライドと友情』（１３）のニキ・ラウダ役でゴールデン・グローブ賞、英国アカデミー賞などの最優秀助演男優賞にノミネートされた。 次回作『Captain America: Civil War』でマーベルの悪役キャラクター、バロン・ジーモを演じることになっている。

ケイティ・ホームズ （パム・シェーンベルク）

１９７８年１２月１８日アメリカ・オハイオ州トレド生まれ。
１９９７年『アイス・ストーム』で女優デビュー。その後大人気テレビシリーズ「ドーソンズ・クリーク」「ケネディ家の人びと」に出演し、人気を博す。その他映画の出演作には『ギフト』（００）、『フォーン・ブース』（０２）、『エイプリルの七面鳥』（０３）、『バッドマン ビギンズ』（０５）、『陰謀の代償　N.Y.コンフィデンシャル』（１０）など。最近ではプロデューサーとしても活躍の場を広げている。

タチアナ・マズラニー （若い頃のマリア・アルトマン）

１９８５年９月２２日カナダ生まれ。
BBCの名作ドラマ「オーファン・ブラック　暴走遺伝子」に出演し、ゴールデン・グローブ賞にノミネートされる。2010年サンダンス映画祭で正式上映された『Grown Up Movie Star』では審査員特別賞を受賞し、2012年トロント国際映画祭で注目若手スターの一人に選ばれる。その他の映画出演作には『君への誓い』（１２）、『天使の処刑人　バイオレット＆デイジー』（１１）などがある。

マックス・アイアンズ （フリッツ）

１９８５年１０月１７日イギリス生まれ。
ギルドホール音楽演劇学校で学んだ後、数々の話題の舞台に出演し、高い評価を得る。特に昨年ロイヤル・コート劇場で上演し話題となった舞台「The Riot Club」の演技において、各批評家に絶賛された。2013年ゴールデン・グローブ賞にノミネートされたテレビシリーズ「The White Queen」でキング・エドワードを演じて話題となる。他の出演映画には『ザ・ホスト　美しき侵略者』（13）、『赤ずきん』（１１）などがある。

監督：サイモン・カーティス

イギリス生まれ。ロンドンとニューヨークで舞台演出家として活躍。後に『リトル・ヴォイス』として映画化された舞台「リトル・ヴォイスの栄光と挫折」を演出した。
その後マギー・スミス、イアン・マッケラン・ダニエル・ラドクリフが出演したBBCのTV映画「デビッド・コパーフィールド」（９９）や、ジュディ・デンチ、マイケル・ガンボンなどが出演し、エミー賞と英国アカデミー賞を受賞したテレビシリーズ「クランフォード」（０７～０９）などを監督した。『マリリン　７日間の恋』（１１）で長編監督デビュー。本作において、アカデミー賞で2部門、ゴールデン・グローブ賞で3部門、英国アカデミー賞で6部門にノミネートされ、主演のミシェル・ウィリアムズはゴールデン・グローブ賞とインディペンデント・スピリット賞を含む12の映画賞で主演女優賞を受賞した。